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ラピュタの島と話題の「友ヶ島」へ行ってみた!

投稿日:2019年5月10日 更新日:

「友ヶ島」を探検!小さな島には見どころがいっぱい!

加太の港から高速船で約20分で到着します。

和歌山県北部に浮かぶ島、友ヶ島

ここには明治時代に構築され、第二次大戦中まで使用されていた旧日本軍の砲台跡が残されています。

友ヶ島燈台」、終戦後に爆破処理されたため崩れていて、それがまた魅力的な「第2砲台跡」、最近よく言われる「ラピュタの島」と呼ばれる所以となる、廃墟の絶景が広がる「第3砲台跡」「弾薬支庫跡」など、ここでしか見られない光景を楽しめます。

ハイキングコースとしても魅力的です。

友ヶ島は、地ノ島、虎島、神島、沖ノ島の4つの島の総称名で、友ヶ島の中で最も大きな島が、沖ノ島です。ここが、今話題の島なのです。

沖ノ島に着きました。着いたのは14時20分頃です。

船を降りて、すぐにたどり着くのは、まず、「野奈浦桟橋 (のなうら さんばし)」です。

友ヶ島,沖ノ島,野奈浦桟橋,

この「野奈浦桟橋」という名前はとっても重要です。

友ヶ島,野奈浦桟橋,瀬戸内海国立公園友ヶ島,野奈浦公園

友ヶ島の探索はこの桟橋から始まり、この桟橋で終わります

島内には数々のスポットの案内板があり、この桟橋まであと何kmと書かれています。帰りの際にそれを参考に、出航時刻までに必ずこの桟橋に帰って来なければなりません。

瀬戸内海国立公園 友ヶ島の案内図,

案内板のおかげで地図を見なくても目的地に向かえますが、目的地が明確なら島の全体図を頭に入れておくと安心です。

地図は下記の地図がわかりやすいです。

友ヶ島 島内散策マップ

(逆さまに見てください)

トイレの場所も書いてあるので便利ですよ。

 

沖ノ島ってこんな形をしているんですね。

友ヶ島,沖ノ島の地図

桟橋が島の真ん中あたりにあるので、まず右に行くか左に行くか決めます。

この案内板の向かって右側の方へ行くことにしました。

第2砲台跡へ

桟橋から→冨士家別館を通って第2砲台跡へ向かうルートでいきます。

友ヶ島,野奈浦桟橋から第2砲台へ向かうルート,

注意書きがされています。

友ヶ島,沖ノ島,看板にかかれた注意書き,

[/st-c注意memo]島内には、木々や石が散乱している箇所がございますので、通行には十分お気を付けください。

だそうです。

ハイキングを楽しみます。
友ヶ島,沖ノ島,ハイキング道,

冨士家別館
友ヶ島,沖ノ島,冨士家別館,

昔はここで商売していたんですね。もう営業はされていません。廃墟となっています。

この辺は、ファンタジーな雰囲気とは程遠い…。

蛇ヶ池(じゃのいけ)を通ります。
友ヶ島,沖ノ島,蛇ヶ池,

 

第2砲台

ここが、第2砲台です。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

ラピュタ感がすごい。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

みんなが大好きな宮崎アニメのひとつ「天空の城ラピュタ」。

ラピュタの世界観が味わえるとして大人気になった友ヶ島ですが、もちろん、「天空の城ラピュタ」そのものではありません。

ただ、まるで時が止まったかのような遺跡のようなこの感じを、ラピュタっぽいと言うのもうなづけます。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

おぉ!この感じとか。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

 

紀州藩は幕末から、紀淡海峡を北上して大阪湾に侵入する外国船を監視する目的で、友ヶ島に「友ヶ島奉行」を設置していました。

明治になり、国土防衛の重要性を増すなか、1889年、陸軍は淡路島の由良から友ヶ島を経て、加太に至る紀淡海峡地区に砲台群の建設を計画、淡路島の由良地区に11か所、友ヶ島地区に6か所、加太地区8か所に砲台を設置し、これらを「由良要塞」と称しました。

このようにして設置された友ヶ島の6か所の砲台のうち、第1〜第5砲台までが、ここ沖ノ島にあり、第1・2・5砲台は島の西端に設けられ、海峡にさしかかった船舶を待ち伏せ・真横から砲撃することを目的とし、また、第3・4砲台は360°の視界を持つ山頂付近にあり、長時間の砲撃が可能になっていました。

いずれの砲台も設置されたものの使用されることなく終戦をむかえましたが、この第2砲台は終戦時に以後の使用を禁ずる意図で爆破され、砲台右翼の第1・第2砲座は完全に破壊、左翼の第3・第4砲座は半壊の状態で「第2砲台跡」として、今に残っています。

使えないようにわざと爆破させたってことですね。

警告されています。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,警告,

警告

第2砲台跡は、永年の風化、その他によって非常に危険な状態になっていますので、柵内に入ることを禁止しております。

万一立ち入り、事故となっても一切その責任は負いません。

友ヶ島案内センター・和歌山市

 

あちこち、崩れています。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

うぎゃ~!

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

わぁ~!

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

こっちも!

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

こうやって、ラピュタも崩壊したんだな…。

ここに砲台があったんだな。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

看板にイメージがのっていました。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

詳しく見たい方は、ページもあります。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

 

わぁ!

これは、完全にラピュタじゃねーか!

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

勝手にラピュタ探しをして遊ぶ。

普通に、島としてハイキングを楽しむのもおもしろい。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台,

 

友ヶ島燈台へ

では、次は、友ヶ島燈台を目指します。

友ヶ島,沖ノ島,第2砲台から蛇ヶ池を通って池尻広場を通り友ヶ島燈台を目指すルート,

 

冨士家別館の前には、有料脱衣所、コイン式ホットシャワーなどが。
友ヶ島,冨士家別館,

昔は、キャンプや海水浴で有名だったようです。

蛇ヶ池(じゃのいけ)です。
友ヶ島,蛇ヶ池,

トイレがあります。
友ヶ島,蛇ヶ池の前のトイレ,

島内にはトイレが4ヶ所あります

使うの怖かったのですが、ここのトイレ、割とキレイです。

トイレットペーパーもちゃんと備え付けられています。

茶色い水が流れてびっくりしますが、これは汚水ではなくて、地下水なのでご安心を。

バイアニクストイレ(自己完結型循環式水洗トイレ)、というらしい。

無人島といえど、国立公園ですからね。ちゃんとしています。

手洗い場もあります。
友ヶ島,蛇ヶ池の前の手洗い場,

池尻広場です。
友ヶ島,池尻広場,

道があるので、ここから友ヶ島燈台へ向かいます。
友ヶ島,沖ノ島,池尻広場から友ヶ島燈台へのハイキング道,

これは森だな。

友ヶ島,沖ノ島,池尻広場から友ヶ島燈台へのハイキング道,

 

 

 

友ヶ島燈台が見えました。
友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台,

わぁ~!素敵♡

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台,

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台,

この友ヶ島燈台は、平成20年度に経済産業省から「近代産業遺産群 続33」の認定受けています。
沖ノ島,友ヶ島燈台,説明書き,

この灯台は、明治34年4月、リチャード・ヘンリー・ブラントン(英国人)により着工、明治5年6月25日竣工点灯しました。

その後、灯台建設地一帯が軍の要塞地帯となり、砲台築造のため明治23年8月東側に移設したもので、紀淡海峡を航行する船舶の「みちしるべ」として大切な役割を果たしています。

この石造りの建物は、明治の洋風建築として日本では数少ないものの一つであり、昭和55年3月改築しましたが、ほぼ原形通りに保存してあります。

 

さっきの第二砲台の雰囲気と全然違います。

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台,

さわやか~!

まるで外国にいるかのような気分です。

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台,

 

 

◆友ヶ島灯台の一般公開 

友ヶ島灯台は年2回(5月、11月)一般公開もやっているそうです。

普段は入れない灯台の中にも入ることも出来、灯台からの風景を楽しめます。

また、海上保安官の制服やウェットスーツをを着て記念撮影も出来たりする。
極め付けは、シリアルナンバー入りの記念証をもらえること。

参加料は無料。

 

興味ある人はその日に合わせて行ってみるのもいいですね。

 

では、次へ。

友ヶ島燈台の近くに第1砲台跡があります。

友ヶ島,沖ノ島,第1砲台跡,

鉄柵があり中に入ることは出来ません。

友ヶ島,第1砲台跡,

友ヶ島,第1砲台跡,

 

階段が急すぎる!

友ヶ島,友ヶ島燈台周辺,

 

燈台の近くをぶらりと散策。

友ヶ島,友ヶ島燈台周辺,

すぐ近くに海が見えて風が気持ちいい♡

友ヶ島,友ヶ島燈台周辺,

下に落ちたらそのまま崖に…。気を付けてくださいね。

友ヶ島,友ヶ島燈台周辺,

 

青葉が茂る5月だよ…

友ヶ島,友ヶ島燈台周辺,

海~!

友ヶ島,友ヶ島燈台周辺,

 

 

 

池尻広場へ戻ります。
友ヶ島,池尻広場,

先ほどの友ヶ島燈台から第3砲台まで向かいます。
友ヶ島,友ヶ島燈台から第3砲台までのルート,

旧海軍聴音所跡に行くと、また戻ってこなくてはいけないので、そのまま第3砲台跡まで行きます。
友ヶ島,第3砲台までの道しるべ,

時間がある方は、旧海軍聴音所跡も行ってみるといいですね。

旧海軍聴音所跡」は、ザ・廃墟 という感じで、廃墟好きにはたまらないスポットだそうです。

さぁ、またハイキングだ!
友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台から第3砲台までのハイキング道,

けっこう距離があるけど、楽しいぞ~!

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台から第3砲台までのハイキング道,

歩こ♪歩こ♪ わたしは元気~♪
歩くの大好き~ どんどん行こう~♪

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台から第3砲台までのハイキング道,

トトロの歌がぴったり♡

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台から第3砲台までのハイキング道,

島内は緩やかな坂道があり、歩きやすい靴で行きましょう。

友ヶ島,沖ノ島,友ヶ島燈台から第3砲台までのハイキング道,

けっこうアップダウンがありますが、木々の陰を歩くので気持ちいい♡

 

第3砲台跡

第3砲台跡に着きました。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,案内板,

友ヶ島で一番人気の場所は、第3砲台跡です。

第3砲台跡は、なんだか複雑そう…

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡概略図,

案内板
友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,解説,

道の下に、入り口があるぞ!

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,砲座への入り口,

砲座ってなんだ?

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,解説,

砲座は、大砲を据えて置く場所のことらしい。

ここから下りれるんだ…

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,砲座へ行くための階段,

よし、降りてみよう!

これがトンネルの入り口。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,トンネル,

 

うぎゃ~!真っ暗!

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,トンネルの中が真っ暗で何も見えない様子,

 

やっべーぞ!

真っ暗で怖すぎっ!

先が全く見えない…。

 

そういえば、外に注意書きが書かれていた。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,注意書き,

施設内は非常に暗くなっています。

懐中電灯等で十分な明るさを確保し、足元に注意してお進みください。

だと。

砲座に行くまでが暗いので、懐中電灯かスマホのライトが必要になります。

iPhoneだ!

iPhoneの懐中電灯機能で、ライトをつけてなんとか前に進みます。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,トンネルの中をスマホのライトで照らしている様子,

(このせいで帰りの電車で、iPhoneの充電がなくなってしまったのか…)

前に人がいるとホッとしたり、ゾッとしたり…

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,トンネルの中,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ明かりが見えた!

 

 

 

 

 

 

 

 

わぁ!

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,砲座への入り口に数段の階段がある,

 

 

なんかあるぞ。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡の概略図,

ここに来ました。

 

 

これぞまさしくラピュタだ!

 

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,池のようなものが2つある,

長い通路を抜けると、綺麗な円形が特徴の砲座も見ることができます。

円の中には水が溜まっていて、塀の周りに木々が生い茂っているこの状態を、まるでラピュタのようだと、誰かが言い出したんでしょうね。

ラピュタの世界と言われるのも納得の風景。

たしかに、ラピュタの最深部の様な面影がありました。そういう雰囲気を醸し出しています。

 

なんだかすごいな…

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,砲座を囲む塀,

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,緑色をした池,

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,緑色をした池のズームアップした写真,

そして、また隣の砲座へと移動します。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,トンネルの入り口,

トンネルをくぐっていくと、隣の砲座に行けるようになっています。
友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,第3砲台跡の概略図,

ひぇ~!真っ暗!
友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,トンネルの中が真っ暗な様子,

こっちは水もなく、さらに廃墟感がすごい
友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,荒れた状態,

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡,草が生えて廃墟のようになっている,

第3砲台跡は、トンネルなどがひやっとしていて、あれだけ歩いて汗をかいていたはずなのに、しばし暑さを忘れ、日常の喧騒も忘れ、ノスタルジックな感覚が湧いてくるような場所でした。

大展望台へ

階段を上って、大展望台へ行きます。

友ヶ島,沖ノ島,大展望台へ登る階段

わぁ~!広い!

友ヶ島,沖ノ島,大展望台,

タカノス山展望台という名前がついているんですね。

友ヶ島,沖ノ島,大展望台,タカノス山展望台,

屋根あって椅子もあるので、休憩もできます。

島には小展望台など、他にも展望台が幾つか点在しています。

座れる椅子があるので、持参した弁当などを食べている人が多いです。

展望台からは美しい海の眺めを見渡すことが出来るので、ご飯が更に美味しくなりそう!

言うまでもありませが、ゴミはちゃんと持って帰りましょう。

友ヶ島,沖ノ島,大展望台,タカノス山展望台,

あぁ、喉乾いた~!

トイレに行きたくなったら困るので、なるべく飲み物を飲まないようにしていますが、夏はつらいだろうな。5月でよかった。

 

標高119.9mからの景色。

友ヶ島,沖ノ島,大展望台,タカノス山展望台,

はぁ~気持ちいぃ~!

友ヶ島,沖ノ島,大展望台から見える景色,タカノス山展望台,

案内板が草で覆われています。
友ヶ島,沖ノ島,大展望台,案内の木の看板が草で覆われている状態

手入れされていないそのままの自然を感じます。
友ヶ島,沖ノ島,大展望台,道に大きな木がある,

 

弾薬支庫へ

展望台から次は先ほどの砲座の前を通って、弾薬支庫へ行きます。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫の案内図,

これが、話題になっている場所。

友ヶ島,沖ノ島,第3砲台跡から爆薬支庫への道,

煉瓦のこの感じがすごいですね。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,煉瓦でできた建物,

入り口のアーチがローマ式じゃないのか…。細かい煉瓦でアーチにしている。日本人らしい緻密な仕事ぶり。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,煉瓦でできた建物,

弾薬等の保管庫は入ることができますが、光があまり入らないので真っ暗です。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,煉瓦でできた建物,

ここが爆薬を置いていた場所。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,煉瓦でできた建物,

砲や爆薬の類は当然撤去されてますが、基部や官舎跡などはそのまま現存しています。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫の概略図,

こんなところに、藤の花が咲いています。
友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,の入り口の上に藤の花が咲いている様子,

花はいつでも人を癒してくれますね。

ドキドキが止まらないので、ホッとします。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,

 

将校宿舎

 

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,監守衛舎跡,将校宿舎,

監守衛舎跡の中。中には入れません。

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫,監守衛舎跡,将校宿舎,

 

発電所跡

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫の近くの発電所跡,

友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫の近くの発電所跡,

一番初めにフェリーが付いた野奈浦桟橋(のなうら さんばし)へ向かいます。
友ヶ島,沖ノ島,爆薬支庫から野奈浦桟橋へ向かう階段,

 

フェリー乗り場のある桟橋へ

元に来たフェリー乗り場のほうへ帰ります。

友ヶ島,沖ノ島,野奈浦桟橋へ向かう道しるべ,

防空壕のような洞穴があります。
友ヶ島,沖ノ島,洞穴,防空壕

ちゃんと電気が通っている。
友ヶ島,沖ノ島,電柱,

無人島だけあって、獣や虫や滅びた建物がメインで、人の生活臭のようなものが漂っていない雰囲気がとても素晴らしい。

はい、やっと着きました。

桟橋です。

友ヶ島,沖ノ島,野奈浦桟橋,

16:20頃です。

友ヶ島発の最終便は16:30ですが、ゴールデンウィーク中ということもあり、臨時便がでていました。

17時にはここに戻ってくるようにと言われていたので、早めに戻ってきて正解。17:15の便に乗れることになりました。

友ヶ島,沖ノ島,フェリーの時間,

 

約1時間、ここでボーっとしてるしかない。

友ヶ島,沖ノ島,

野奈浦桟橋前の芝生の広場 「野奈浦広場」で各々が待機していました。トイレもあります。
友ヶ島,野奈浦公園,

黒いクロマツが立ち並んでいます。割と虫が頭の上で飛び回っています。

売店も。
友ヶ島,野奈浦公園,売店,

広場の横に自動販売機と、売店にあります。ビールやおつまみ、ソフトクリームなどが販売されていました。

ここ以外は、島内には、おやつや軽食を買えるようなお店はありません。

 

船が来ました!
友ヶ島,フェリー,ラピュタ,

この船の名前は「ラピュタ」。完全にのっかってますね。

でもこれには乗れません。
友ヶ島,フェリー,ラピュタ,

行ってしまった…。

そして、やっときました。

帰りの船も『ともがしま』です。

友ヶ島,フェリー,ともがしま,

さようなら!沖ノ島!
友ヶ島,沖ノ島,

 

▼友ヶ島の動画もどうぞ

 

感想

初めての友ヶ島。小さな島とはいえ見どころがたくさんあります。行きの船は混んでいましたが、遊び方色々なので、島の中ではごった返したりする感じもなく、ゆっくりと自分のペースで見てまわれたのがよかったです。

ラピュタの雰囲気を味わえるからと聞いてはいましたが、実際に足を踏み入れると想像以上でした。

期待せずに行ったことがよかったのかもしれません。「全然ラピュタじゃないじゃん」とシラけた話をするより、どうせ行くならところどころで、「ここがラピュタっぽい!」と、童心に戻って面白がるほうが断然楽しいですよね。

島には、オシャレな「友ヶ島燈台」、終戦後に爆破処理されたため崩れていて、それがまた魅力的な「第2砲台跡」、廃墟の絶景が広がる「第3砲台跡」「弾薬支庫跡」など、ここでしか見られない光景を楽しめます。

第3砲台跡」こそラピュタの世界に似ていると言われているスポットで、その探索はとても楽しかったです。内部は昼間でも真っ暗なので、ライトの明かりを頼りに進んでいくことになります。

探索していると、ワクワク感やスリル感を存分に味わうことが出来ます。これほどスリリングな場所は、テーマパークなどでは味わえません。

浮世離れしたこの感じは、行ってみないと体感できません。普段とは違う場所へ行ってみたい人におすすめの場所です。味わい深い散策ができるのではないでしょうか。

この島の砲台は、江戸末期にペリーが浦賀に来航したのをきっかけに、大阪湾を外敵から守るために設営が始まり、明治中期にほぼ現在の姿になり、フランス製の大砲が設置されました。あの勝海舟もこの砲台建設の指導にあたったとか。

その後、第二次世界大戦まで運営されましたが、飛行機の時代となったこの大戦では無用の長物となり、一発も発砲することなく幕を閉じました。

最後には使えないように、爆破しましたが、幸いかなりの部分が残存し、2003年には土木学会選奨土木遺産に認定されています。

そして、最近になって、風化したこの砲台跡が、まるでラピュタみたいだと話題になり、脚光を浴びているんですね。

第4砲台跡」は、数年前には普通に見学できていたそうです。今見学できるスポットも、いつ立ち入り禁止になるか分からないので、興味のある方は、今このタイミングで1度、訪れて見ておくのがいいかもしれませんね。

外は晴天でも、「第3砲台跡」では、照らすものが必要になります。iPhoneのフラッシュライトを懐中電灯代わりに使うのでも十分でしたが本当に真っ暗です。ここまで暗いとは思っていませんでした。昼間でもこんなに真っ暗な空間ってなかなかないかも。スマホで写真や動画を撮りたい人や念の為にモバイルバッテリーも必要だと思います。(けっこう電池減ります)

ハイキングしながら、友ヶ島の自然を体感出来たのも、大満足でした。森の中の景色や海も綺麗です。

いい運動になりますよ。服装はなんでも良いと思うのですが、靴だけは注意してくださいね。女性はヒールなんて絶対ダメですよ。あと、サンダルも。観光の延長で行って、フラットシューズなどで行くと大変かもしれません。

普段あまり履かないスニーカーを履いていきましたが、靴擦れしてしまいました。

舗装されていない道や、道は小石が多く滑りやすかったり、ゴツゴツ岩のような道もあって、崩れかかった階段もあるので履きなれた歩きやすい靴というのも重要かもしれません。トレッキングシューズなどのしっかりした登山靴くらいでもいい。足の裏の衝撃が大きいので、靴底がそこそこ厚いほうがいいような気もします。

島を回った時間は実際2時間程度。それでも充実していました。短い時間だと、島全部を回ることはできませんが、予定を立てずに行き当たりばったりでまわったわりに要所は抑えていたので、十分満足できました。

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