大阪の弁天町に関西最大級となる温泉型テーマパーク「空庭温泉(そらにわおんせん)OSAKA BAY TOWER」が2019年2月26日(火)に開業しました。
2018年11月23日に、2025年に大阪で万博が開催されることが決定し、ますます世界中から大きな注目を集めるであろう「大阪ベイエリア」。
今後は日本国内だけでなく、海外からも有数の観光地として話題となることが予想されるでしょう。インバウンドを見込んでか、日本ならではの温泉型テーマパークが開業しました。
お笑いコンビ「千鳥」のMBS新番組「大吾を探せ!」(5月2日スタート、毎週木曜午後10時57分=関西ローカル)でも紹介されます。
この施設の紹介をしながら、かくれんぼ形式でノブが隠れている大吾を探すんだそうです。
中に入ってみました
はい、では中に入ってみます。
玄関はスタイリッシュな日本風。
オープンしたばかりということもあって、玄関に献花が並べられています。
受付には、寄席のようにたくさんの提灯が飾られています。
この施設のコンセプトは安土桃山時代です。
古き良き日本の町と和モダンを融合させ、これまでにない特別な空間を演出しています。
フロントは、大番所(おおばんしょ)という設定のようです。昔の時代の交通の要所といったところでしょうか。
そして、ここには弁天町にあるこの施設らしく、弁財天の宝船が飾られています。
大番所(フロント)で受付けを済ませると館内着が選べます。
館内は、私服では移動できないようで、館内着を着て過ごします。
みんなで、雰囲気を作っていくというのがいいですね。
こちらはもちろん無料です。
これがまた、とっても可愛いんです。
巻きスカートタイプとサンドレスタイプのどちらかと、通常の浴衣が上部だけになったものを着ると、浴衣になるデザインです。
そこに、帯をくるっと巻いて、はい、できあがり!
簡単に浴衣が着れてしまうのです。
これなら着崩れもしないので、安心して動き回れます。 外国人の方でも、気軽に着れるのがいいですね。
男性用もおしゃれなモダンな柄が3種もあります。
男性だけで来られているグループもけっこう多く、浴衣を着て、気軽に旅行気分を味わえるのがいいですね。
有料で甚平(左:女性用 右:男性用)などを選ぶこともできます。
館内の廊下や壁も、和の雰囲気です。 伝統的なインテリアの中にも、ところどころデジタルの技術がうまく融合されていてとても現代的です。
春なので、桜の花びらですが、秋には紅葉などに変わるのでしょうか。
壁紙などのベースを和にして、季節の移り変わりをデジタルで映像などで表現すれば、年中季節に合わせて変えていくことができるので、いいですよね。
琴か三味線などの和楽器の音楽もBGMでさりげなく流しているので、とても心地いいです。
エレベーターもこのように金の屏風のように豪華絢爛。 しっかりと雰囲気を作り込んでいるのが素敵です。 外国人観光客をターゲットにしているのがうかがえます。
日本ならではの「癒やし」と「美」と「食」を提供しているようなので、さっそく、中に潜入してみましょう。
目玉は、天空庭園
この施設の一番の目玉は、なんといっても、天空庭園です。 2Fの受付のあるフロアから、エレベーターで5Fへ上ります。 こちらのエレベーターも、また和柄で装飾されています。
はい、5Fに着きました。
庭へと外に出るので、羽織ものも用意されています。
そして外用の下駄もあります。
足湯用のタオルも用意されています。
傘も用意されています。
外に出てみました!
お風呂が見えます。中はもちろん外からは見えません。 桜の木も植えられています。
春はいい季節です。朗らかな春の光と風がここで感じることができます。
段々になっていて、まるで滝の段爆(だんばく)のようです。
※段爆:途中で岩などにぶつかって段を作りながら落下する滝のこと。 日本の庭園が広がっています。
鳥居が並んでいます。 まるで京都の伏見稲荷のようです。
絶好の写真スポットです。
▽この機械で、撮影して、後で写真として出力することができます。
滝や小川などの水の流れる音が、とてもいいです。
小川のせせらぎに癒されます。
オブジェなどが飾られています。
ここで日向ぼっこをしながらゆっくりするのもいいですね。
水洗弁天宮があります。
殿下茶屋(てんがちゃや)もあります。
ちょっとした喫茶になっています。
天空庭園をみながらお茶でもいかがでしょうか?
陽気な雰囲気が素敵です。
▽赤い傘が京都のお茶屋のようで雰囲気があります。
この天空庭園では、ところどこで足湯ができます。
足は第二の心臓と言われますよね。
しばらく入っていると、だんだんと足が温まってきます。足が真っ赤になってぽかぽかです。
館内着の浴衣のままで気軽に楽しめます。 ゆったり足をつけて景色や風を楽しんでみてください。
他にも、空庭庚申堂などがあります。
夕暮れ時もまたキレイです。 天空庭園の端には、ドクターフィッシュができるコーナーがあります。(有料)
別の場所に行ってみましょう。
安土桃山時代の雰囲気を楽しめる
ここは2Fです。 目の前にレトロな提灯がぶら下がっています。 インスタ映えするカラフルな提灯が、幻想的だったりもします。
よく見ると、鏡が続いています。
そしてこの廊下を抜けると、高札場があります。
このエリアは、安土桃山時代という趣向のようです。
壁一面に広がる洛中洛外図を見ながら空庭温泉の過ごし方を考えるのもいいですね。 待ち合わせなどにも使えます。
その先を行くと、また面白くなってきます。
足つぼ耳つぼ 夢やがあります。 自律神経を活性化し血流やリンパの流れを良くする耳つぼや、 血行を改善により老化予防やデトックス効果がある人気のカッピング(吸い玉)などを体験できます(有料)。
その先を行くと、また雰囲気が出てきます。
殿様や侍、町娘たちが話しかけてきます。 一緒に写真も撮れるし、追加料金で自分も仮装することが可能だそう。 このエリアも、面白い雰囲気になっています。
米俵をのせた車が置かれていたりします。
▽こちらは六根清浄鳥居です。
六根が清らかになることで、正しい道を歩めるということです。
六基の鳥居を通ると、六根が清らかになるとか。 蔵のようなものもあります。
そしてこちらは、弁天通りです。
写真撮影もできるフォトスポットでもあります。
太鼓橋を渡った向こうには、鎮座する空庭温泉の象徴「空庭天神」があります。
天神さんに願掛けをすると、ちょっとうれしいサプライズもあったりして。
弁天通りは、物販飲食エリアのメインストリートです。
食い倒れ横町があります。 呼び込みをされて、樽のあるところに、きました。
角打ち 山善亭
やってきたのは、角打ち 山善亭(かくうち やまぜんてい)。 日本酒を全国に広めたとされる「鴻池善右衛門」が店主を務めています。 安土桃山時代の銘酒を復活させた「再現酒」や女性に人気のお酒など、様々な日本酒がラインナップ。
突然、寸劇が始まりました。 さぁさぁ、角打ちショーの始まり始まり~♪
空庭温泉のお酒のキャラクター「鴻池善右衛門」が1日数回トークショーを開催し、 日本酒に対する熱い想いを語ります。
角打ちでは利き酒ショーを行い、お客さんを巻き込みながら、厳選の日本酒を紹介します。 3つのお酒をプレゼンテーションしていただきました。
歌ったり踊ったりなんともにぎやか。 とっても楽しかったです。
食い倒れ横町
大坂城築城の職人向けに始まった大衆食堂を モデルとした料理や大阪のソウルフードを 「居酒屋 縄のれん いずみや」「つのくにや」「かわちや」の3つのお店からご提供しています。
注文は、タッチパネル式になっています。 手のバンドをかざして使います。
全部後でまとめて支払うので、現金を持ち歩かなくていいのがいいですね。
もちろん紙のメニューもあります。
▽こちらは、チキン南蛮定食です。
▽こちらはうどんです。 ランチだけでなく、夕食や、風呂上がりの一杯も楽しめます。
やっぱり、風呂上がりの一杯は最高です。 電車で行けるからこそ、できる楽しみでもあります。
おつまみと一緒に、一日遊んだことを振り返りながら、余韻に浸ります。
休憩所
館内には、さまざまな場所に、休憩所があり、ゆったりくつろげるスペースやソファエリアが用意されています。
こちらはすぱ之町です。 ゆったりくつろぐことができる畳エリア。 畳の部屋にちゃぶ台があります。
これぞ日本の昔の一般家庭っていう感じです。
横になれるマットも並べられています。
クッションが和柄です。
このエリアの奥にもう一つ部屋があります。
中は、このようになっています。 足をのばして寝ころびながら、リラックスした時間が過ごせるカウチソファーエリアです。
はじめから寝ころぶこと前提のソファ、たまらないですね。
日頃の疲れがとれそうです。
反対側には、スパもあります。
居眠町でくつろぐ
3F は居眠町 というエリアです。
TV付きリクライナーや女性専用ルームなど、利用シーンに合わせてくつろげる広々とした空間があります。
階段を上ります。 壁紙がすてきです。
階段をのぼると、ブックエリアがあります。
約15,000冊の漫画・雑誌など各種の本を揃える大容量のブックエリアになっています。。
リクライナーエリアなどで読書の時間をゆっくりと楽しめます。 ここは、女性専用リクライナーエリアです。
女性だけしか入れない場所なので、女性同士や、一人で来られている方でも、ゆったりできます。 そして、少し階段をあがると、こちらが男女兼用のリクライナーエリアになっています。
ゆったりと過ごすことができて、とってもくつろげます。
岩盤浴
ここは、岩盤浴エリアです。 ロウリュウなどのイベントを実施する神宮房、 クールルーム、低温部屋の坪庭や川床タイプなど多種多彩な岩盤浴でデトックスができます。 石に見立てたソファが置かれています。
松の木もディスプレイされています。
奥には、滝の映像が流れています。
熱風横町では、茶店 小町茶屋もあります。
きゅうりの一本漬けなどが食べれます。
岩盤浴の効果アップに岩盤ドリンクもあります。 スリム・燃焼・デトックス効果を促進するドリンクです。 ソフトクリームもあります。
ヨーグルトのソフトクリームと、あまおうのソフトクリームがあります。 2つの味が楽しめるMIXもあります。
食べれるお花=エディブルフラワーの砂糖漬けもトッピングされています。 とっても美味しいです。
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弁天温泉
そして、温泉です。 お風呂は、地下1,000メートルから湧く弱アルカリ性の源泉かけ流し天然温泉はもとより、 炭酸泉や乳白色の絹湯風呂など8~9種もあります。 お肌がスベスベになりそう。
お土産屋さん・物販エリア
物販エリアは2Fにあります。 洗顔のこんにゃくスポンジです。
ここで試すこともできます。 日本のお土産としても、買える商品があります。
鉄瓶なども販売されています。
お菓子などもあります。
空庭温泉の菓子土産です。
桶のパッケージに入ったお菓子のお土産です。
空庭温泉の菓子土産もあります。
可愛い靴下のお土産もあります。
会計エリアです。
自動精算機で清算します。
感想
伝統的な雰囲気を作っていますが、実際はとてもシステマティックで、ムダもなくいろいろな手続きもスムーズにこなせます。少々値段は高いものの、朝から晩まで一日ゆっくりできて心身共にデトックス効果抜群の施設でした。
タオルが用意されているので、身軽に行けるのも魅力的でした。
ことりっぷした気分で満喫してみてはいかがですか?
一日中いても飽きない温泉施設でした。
開店直後は、人がそんなに入っていませんでしたが、夕方には人が増えます。 天空庭園は、人が少ないほうが落ち着くので、開店時間に行くのがおすすめです。
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施設情報
空庭温泉
開業 | 2019年2月26日(火)グランドオープン! |
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施設概要 | 温泉(天然温泉6種類、サウナ、あかすり)、岩盤浴(約7種類)、飲食、ビューティーエリアなど |
住所 | 大阪府大阪市港区弁天1-2-3 |
アクセス | 弁天町駅: JR大阪環状線・大阪メトロ中央線 連絡通路直結 大阪駅(梅田)から約10分 / 関西国際空港から約60分 |
連絡先 | TEL:06-7670-5126 |
営業時間 | 11:00~翌9:00 (最終入場 8:00 / 大浴場利用 8:30まで) ※16歳未満のみのグループのご利用は19時まで、18歳未満のご利用は22時までです |
休日 | 月1回 |
料金 | 大人平日2,400円、土日祝2,600円、 特定日2,800円(午前1~6時は+2,000~2,200円) 消費税・入浴税別 ※詳細は公式サイトでご確認ください。 |
情報 | 公式サイト |