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有馬温泉街でぶらり周遊
六甲山で遊んだ帰りに、六甲有馬ロープウェイを使って山を下り、有馬温泉街へ行ってみました。
神戸電鉄有馬線の有馬温泉駅からも行くことができます。
有馬温泉は、兵庫県神戸市北区有馬町にある温泉。有馬温泉の歴史は、なんと1300年以上。
日本三古湯の一つであり、関西の奥座敷日本最古の温泉です。
日本最古で知られる日本書紀には「631年、舒明天皇が立ち寄り3ヶ月滞在して温泉を楽しんだ」という記述もある、最古の温泉のひとつです。
名だたる歴史上の人物にも親しまれてきた名湯で、特に、かの豊臣秀吉は有馬温泉をこよなく愛し、何度も湯治に通いつめたことで知られています。
六甲有馬ロープウェイの六甲温泉駅からスタートします。
その間、温泉街をまわりながら、各スポットを観光します。
どの経路で行っても、最終的に最終的に神戸電鉄有馬温泉駅まで行けばOK。
自分のペースでゆっくりと探索できます。
では、出発進行!
ゴールデンウィークの5月に桜が咲いているなんて…
山だからちょっと寒いからかな…
なんて言いながら、歩いて探索するのが楽しい。
途中に、いろいろな建物、宿やホテルがあります。
▽撫琴荘
▽有馬山叢御所別墅
▽月光園鴻朧館 (げっこうかん・こうろかん)
「子宝の湯」として有名な効能高い有馬温泉の湯。
こちらの旅館は、有馬でも数少ない敷地内に泉源を持つ旅館です。
立地に恵まれているので、豊かな自然と、源泉の温泉に心も体も癒されます。
贅沢な休日を過ごしたいときにピッタリの旅館です。
今回は、六甲山へのおでかけとセットの日帰りのことりっぷなので、泊まりませんが、ゆっくりと泊まるのもいいですね。
自販機の色が街の景観に溶け込んでいます。
できたての炭酸煎餅を食べてみた
有馬温泉は、炭酸煎餅(せんべい)が有名なんですね。
あちこちに、炭酸煎餅が販売されています。
六甲有馬ロープウェイの六甲温泉駅から歩いてきて一番最初に見つけた炭酸煎餅(せんべい)のお店です。
こちらは「湯之花堂」というお店です。
こちらのお店では、炭酸煎餅が販売されていますが、
3枚100円で、出来立ての炭酸煎餅を食べることができます。
こちらが炭酸煎餅をつくる鉄板。
目の前で、手際よく煎餅を焼いているを見れます。
鉄板に油を塗っています。
▽こちらが、炭酸煎餅の生地です。
これを鉄板にのせます。
そして、焼きます。
焼きあがって5秒以内に食べるようにとのこと。
鉄板から生地を取り出して、
出来立ての炭酸煎餅に
スタンプを押してくれます。
そして、渡されます。
一瞬の出来事で、写真なんかを撮っている時間などない。
必至で食べるのみ。
味などよくわからない。
でも、なんだか楽しい!
こういう食べ歩きができるのがことりっぷの楽しさですね。
有馬の温泉街でいろんな泉源を発見!
有馬温泉にきたら定番の泉源巡りはオススメです。
この有馬温泉街には、いろいろな場所に泉源(せんげん)があります。
白い湯煙が泉源の目印です。電波塔のようなものが建てられていて、温泉がグツグツと沸き立っています。
この光景を見ると、温泉街にいることを実感させてくれます。
柵があり近づけないところが多いのですが、「天神泉源」では、近くで見ることが出来ます。
▽こちらは妬(うわなり)泉源です。
歩いていると、道路の脇からも湯気が出ていたりします。
温泉のせいで茶色になっています。
▽極楽寺の横にある極楽泉源
こちらは、あの太閤秀吉が作らせた「湯殿」へ金泉を供給していたとして有名な「極楽泉源」です。
「願いの湯」と呼ばれていたそうです。
近くにある「太閤の湯殿館」と一緒に是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
▽金の湯の近くにある御所(ごしょ)泉源
この「御所泉源」は有馬温泉を代表する泉源の1つなので有馬温泉街の散策で通りかかったら是非立ち寄ってみてくださいね。
有馬温泉には黄金に輝く「金泉」と、透き通った「銀泉」の2つの湯があります。
金泉は、鉄分が多く含まれており、空気に触れて酸化して独特の色になった珍しい泉質です。「赤湯」とも言われています。
とろっとした肌触りで、「美人の湯」として知られています。塩分濃度が日本一として有名な温泉なんですよ。
環境省指定の「療養泉」といわれる9つの主成分のうち、なんと7つもの成分が含まれています。
戦国時代、戦で傷ついた武将たちがこぞって湯治に通ったのも納得です。
温泉街の中に温泉寺や極楽寺などのお寺もあり、こういった鐘などもあり、雰囲気もいいですね。
「金の湯」と「銀の湯」
有馬温泉には、日帰りで入浴できる旅館が多くあります。
そして、「金の湯」と「銀の湯」という温泉だけ楽しむことができる外湯があります。
温泉の質の違いを楽しめるように、作られた施設です。
「金の湯」
▽こちらが、「金の湯」。
有馬ならではの様々な成分を含んだ金泉をお気軽に楽しめます。
ボディソープ・リンスインシャンプー・ドライヤーは備え付けがあります。
タオル・スポーツタオル・カミソリ・ハブラシ等は販売しているので、手ぶらでも楽しめます。
「一の湯」と「二のゆ」があり、「一の湯」は有馬温泉の伝統工芸(有馬籠・有馬人形筆など)にはかかせない竹をイメージした浴室です。
「二のゆ」は、みごとな紅葉で訪れる人々の目を楽しませてくれる瑞宝寺公園のもみじをイメージした浴室です。
足湯だけなら無料での利用もできます。
ゴールデンウィーク中は、とんでもない人だらけ。
「せめてお湯を触るだけでも」という方はこちらで温泉のお湯を感じることができます。
黒い瓢箪から温泉の水が出ています。
ここから出ているお水を見ていただくとおわかりかと思いますが、金泉は元々赤茶の色をしているわけではなく、元は無色透明なんです。それが空気に触れることで酸化し赤茶色に変化するんです。
一度タオルなどを浸けてしまうと、色が染まってしまうので気をつけましょう。
飲泉はできないので注意!
あぁ、あったか~い♡
施設情報
「金の湯」
住所 | 〒651-1401 神戸市北区有馬町833 |
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連絡先 | TEL:078-904-0680 |
営業時間 | 午前8時~午後10時 (最終入館は午後9時30分まで) |
休日 | 第2火曜日・第4火曜日(祝日営業、翌日休)及び1月1日 |
情報 | 公式サイト |
「銀の湯の入浴料」
大人(中学生以上) | 650円 |
小人(小学生) | 340円 |
幼児 | 無料 |
※2館券(金の湯・銀の湯) | 850円 |
「金の湯」周辺MAP
「銀の湯」
金の湯に並ぶ有馬温泉の外湯「銀の湯」です。
こちらは無色透明の炭酸泉・ラジウム泉が楽しめます。
太閤豊臣秀吉のはいった岩風呂や蒸し風呂をイメージしたサウナをイメージした浴室に入れます。
施設情報
「銀の湯」
住所 | 〒651-1401 神戸市北区有馬町1039-1 |
---|---|
連絡先 | TEL:078-904-0256 |
営業時間 | 午前9時~午後9時(入館は午後8時30分まで) |
休日 | 第1・第3火曜日(祝日営業 翌日休)及び 1月1日 |
情報 | 公式サイト |
「銀の湯の入浴料」
大人(中学生以上) | 550円 |
小人(小学生) | 290円 |
幼児 | 無料 |
※2館券(金の湯・銀の湯) | 850円 |
「銀の湯」周辺MAP
金の湯と銀の湯の両方に入っても850円。
日帰りで有馬温泉に行くときは、「金の湯」「銀の湯」はオススメです。
有馬温泉街のグルメ・お土産
有馬温泉の観光街道には、いろいろなお店が立ち並び、グルメやお土産を買うことができます。
いろんなまんじゅうがありました。
▽「酒まんじゅう」
令和と焼き印を押されたどらやきも
▽「赤飯まんじゅう」
「三津森」の蒸したての「よい湯(と)まんじゅう」を堪能するもよし
▽「かりんとうまんじゅう」
他にも、棒に天ぷらが刺している「棒天」もあります。
ビールが立ち飲めるできるお店「酒市場」も!
ARIMA BEERが楽しめるお店 「Cinq」
世界で最も権威のあるコンペティションWORLD BEER CUPで金賞を受賞した有馬麦酒ジャパンエールが楽しめます。
有馬は、「有馬サイダー」が有名ですが、
ありまサイダーとフルーツをMIXしたサイダーを楽しめます。
その他、お土産屋さんなどもあります。
有馬のゆ 「金」と「銀」などの入浴剤も。
竹中肉店のコロッケ
有馬温泉街のお店でひと際人気のお店が「竹中肉店」です。
竹中肉店は有馬温泉駅から徒歩6分のところにあるお肉屋さんです。
イートインも可能。メンチカツやコロッケ、牛丼を食べることができます。
ここでは、神戸ビーフを取り扱っています。
イチオシは、手作りコロッケです。
贅沢な神戸牛のミンチを使用して、じゃがいもの甘さをより引き立たコロッケを味わえます。
手頃な値段で、その場で楽しめる気軽さがコロッケのよさですよね。
メニューには1串1,500円の牛串も!
うひょ~!高い!
一番人気はこっち。
コロッケ 130円
じゃがいもの甘さをより引き立たせる秘伝のレシピで作ったお肉屋さん特製の手作りコロッケです。
ミンチカツ 250円
出来立てを食べれます。
あまくて、あつあつサクサクのコロッケ美味しい~!
ついつい、大阪・天神橋筋商店街の中村屋のコロッケと比べてしまう悪いクセ。
でも、コロッケって、微妙な味の違いを楽しみながら、その場で食べ歩きするだけでも楽しい食べ物。
手頃な値段で買えるのも、いいんですよね。
▼中村屋のコロッケを見てみる
店舗情報
竹中肉店
住所 | 兵庫県神戸市北区有馬町813 |
---|---|
連絡先 | TEL:078-904-0763 |
営業時間 | 9:00~18:00 日曜営業 |
休日 | 水曜日 |
情報 | 公式サイト |
このコロッケは、通販でも購入できます。
オンライン・ショッピング
ネットストア | ► こちら |
「竹中肉店」周辺MAP
川上商店
趣のある外観が目に留まるこちらのお店。
創業1559年以来より有馬温泉で、「かまど」でじっくりと炊き上げる昔ながらの製法を守り続けてきた「川上商店」です。
店内には、道南産天然真昆布を使った昆布佃煮、名産 「有馬山椒」を使用した山椒佃煮や山椒の商品などが並んでいます。
▽こちらの「極みだし」を試飲させていただきました。
とってもおいしい~♡
だしだけで、人を幸せにできるなんて…。
セットも販売されているので、お土産にも便利。
オンライン・ショッピング もあります。
ネットストア | ► こちら |
寺田町界隈
寺田町界隈にも、お店が並びます。
あの「土山人」も。
「土山人」ではいつも、せいろ蕎麦を食べています。
有馬スプリングテラス
妬(うわなり)泉源のある場所の近くには、「有馬スプリングテラス」というエリアがあります。
有馬本街道の湯本坂の裏側にあるこのエリア。
温泉のホットスプリングからきているのでしょうか。
観光街の本道から一歩脇にそれた道を有効活用しているおしゃれな商業エリア。
その中に「FLOWERS」というお店があります。
ハンバーガーが売りのようです。
軽食やおやつ、飲み物なども用意して、温泉街のキオスクを目指しているらしい。
近くには、ここには、着物レンタルのお店もあります。
おもしろいものが…。
▽有馬小宿 八多屋というホステルの中庭が見えます。
有馬と言えば、高級旅館というイメージがありますが、最近こういった気軽に旅をする人に便利なホステルなども増えてきています。
中はミニマムながらも、すっきりとおしゃれな部屋になっています。
この周辺は温泉街なのに、インターナショナルな雰囲気になってきています。
このエリアには、有料トイレもあります。
専用のメダルを入れて、使うというもの。
珍しいですね。
このトイレは、皆様から費用を頂戴し清掃管理をしております。
ご利用には専用コインが必要です。
近隣の店舗でお求め下さい。
と書かれています。
試してみてください。
ねね橋
ぐるっと歩いて周遊して歩いていくと、とうとう「ねね橋」や「太閤橋」のあるほうに着きました。
ねね様が!
お美しい!
有馬六景についての解説などが書かれています。
朱色がいいですね。
周りの緑とのコントラストが綺麗。
橋の下は、有田川が流れています。
そして、こちらが太閤橋。
浴衣でここを歩きたくなるような川沿い。
ねね橋と仲良く並んで有馬川にかかる橋は、その名の通り、有馬の温泉の繁栄に大きな影響を与えた太閤秀吉にちなんだものです。
橋には、豊臣家の「桐紋」の五三桐がしっかり入っています。
近くに「湯けむり広場」には、太閤秀吉の銅像もあります。
ねね や…
秀吉像とねね像が、少し離れた場所に見つめ合うように建てられています。
秀吉の像がある場所は、「湯けむり広場」。
中央には湯けむりに見立てた滝があります。
脇の階段を上って中央で降りたら滝の向こう側へ行くことが出来、撮影スポットとしても使えます。
ここには、かっぱの像があります。
このかっぱの像は「友情」という名前がついていて、平成5年、札幌市定山渓温泉から提携20年を記念して贈られたものです。
近くのお店の外側には、5月に咲き誇る藤の花がかかっていてきれいでした。
太閤橋のそばにある川崎重工業健康保険組合の泉郷荘の前には、何やら大きな石が。
この大きな石はしめ縄がつけられていて、なにかありそうな。
袂(たもと)石といわれる石なんだそうです。
高さ約5mもあり周囲も19m、そして重さはなんと約130トンもあるとか。
湯泉神社の祭神「熊野久須美命(くまのくすみのみこと)」が捨てた石が、年月と共に大きくなったとか。
一説では、この石をさすった手で体をなでると、病や怪我が癒されると信じられてきたんだとか。
とりあえず、触って体をなでてみよう。
スリスリ…
あっ!なんか元気になった!
さぁさぁ、帰りましょう。
神戸電鉄 有馬温泉駅
太閤橋の近くに神戸電鉄の有馬温泉駅があります。
1928年に開業した有馬温泉駅は、現在神戸電鉄有馬線の終点駅です。
この電車に乗って帰ります。
こちらが、駅のプラットフォームです。
駅のプラットフォームには、ぼんぼりが吊り下げられています。
今回はロープウェイで六甲山から下りてきましたが、電車で来たら、この駅に着いた時点で、「温泉街に来た~!」という感じが、感じられそうですね。
有馬温泉と書かれていて
裏には温泉のマークが…
電車のシートにも、かわいいイラストがプリントされていました。
あぁ、楽しかった~!
今度はゆっくり泊りで来たいな。
まとめ
兵庫を代表する、人気の温泉街「有馬温泉」。
温泉地と聞くと、市街地から遠く不便なイメージがあるかもしれませんが、車で大阪から約50分。神戸三宮から20分の好立地の場所にあって気軽に行ける温泉街とも言えます。
六甲山で遊んだ帰りにロープウェイで降りてきて、ふらっと周遊できるのもいいですね。
大阪などの関西の各主要都市からも電車で行けて、バスもたくさん出て、アクセスは抜群とあって、季節問わず多くの観光客が訪れます。
温泉と一緒に楽しめる絶品グルメや食べ歩きが楽しめるお店がたくさんあり、日帰りでしたが、とっても満喫できました。